数多く販売されているスマホの急速充電器。それらの製品のパッケージには「2A対応」と書かれていることが多い。これは、一般的には1Aだが、スマホの充電に2Aの電流を流すというものだ。しかし、充電器とスマホの組み合わせにより、うまくいかないこともある。そんな中、クアルコムが開発した「Quick Charge」に対応した製品はそんな心配はない。
Quick Chargeの実力は?
Quick Chargeは、充電器とスマホの状態を自動的に確認して、なるべく高い電圧や電流で充電するという技術だ。
そこで、実際に測定してみた。使用した機器は、
- スマホは「Xperia X Compact」
- 充電器は1A供給の「ラディウス USB ACアダプター」
- 急速充電器の「Anker PowerPort Speed 5」
- ケーブルは「Anker PowerLine+ USB-C & USB-A 3.0 ケーブル」
だ。
この急速充電器は、5ポートのうち、2ポートはQuick Charge対応、もう3ポートは2A充電ができるという製品。その結果、
- 1Aの充電器:5.16V/0.95A → 4.9W
- 2Aの急速充電器:5.21V/1.50A → 7.8W
- Quick Charge:7.73V/1.43A → 11W
となった。



Quick Chargeは、auとソフトバンクでは「クイックチャージ」、ドコモでは「急速充電」と呼ばれている。Webサイトやカタログなどに表記されているので、スマホ選びの1つの材料になるだろう。
ここ最近の豪雨や地震の避難所のニュースで、数多くのスマホを充電している光景を見かけた。このような時、短時間でより多く充電ができるQuick Chargeが役に立つだろう。また、コンセントが付いた列車や高速バスも多くなってきた。1時間程度の移動時間でも、Quick Chargeだとスマホが十分に充電できる。
おすすめのQuick Charge対応の充電器とケーブル
このQuick Chargeに対応したおすすめの充電器は、
「Anker PowerPort Speed 5」。5ポートの内、2ポートがQuick Chargeに対応している。
持ち運ぶなら、1ポートがQuick Chargeに対応している「Anker PowerPort+ 1 Quick Charge 3.0 & PowerIQ」だ。
Anker PowerPort Speed 5 (63W 5ポート USB急速充電器)【PSE認証済/PowerIQ搭載/QC 3.0対応】 iPhone、Andr…
Anker PowerLine+ USB-C & USB-A 3.0 ケーブル (0.9m レッド) Galaxy S9 / S9+ / S8 / S8+、iPad Pro (2018…
ケーブルは「Anker PowerLine+ ライトニングUSBケーブル (0.9m)」、「Anker PowerLine+ USB-C & USB-A 3.0 ケーブル (0.9m)」、「Anker PowerLine+ Micro USBケーブル (0.9m)」。iPhoneなどに付属するケーブルは断線することが多いらしいが、このAnker PowerLine+ ライトニングUSBケーブルなら気にしなくてもいい。
Anker PowerLine+ USB-C & USB-A 3.0 ケーブル (0.9m レッド) Galaxy S9 / S9+ / S8 / S8+、iPad Pro (2018…
