月に5万円も決済しないのにゴールドカードの案内が届いた

クレジットカードのゴールドカードは、以前は一定の条件を満たした利用者に対してカード会社側から招待として案内が送れるというものだった。この、一定の条件というのは、多額の決済額だろう。しかし、今は定期的な収入と年会費1万円で加入できる。そんなゴールドカードだが、家族に案内が届いた。月に5万も利用していないのに不可解だ。

このクレジットカードは地銀が発行しているもの。三井住友カードのシステムを採用している地銀ではよくある形態だ。

この地銀から送られた案内には、ゴールドカードの申し込み書と返信用の封筒が同封されていた。必要事項を記入して郵送すると申し込みが完了だ。しかし、家族はこんなゴールドカードの意味を理解していなかった。申込書を書かなければカードが使えないようになるのか、と聞いてきたほど。年会費は1万円で、特典は空港のラウンジの利用、手厚い旅行の傷害保険、コンシェルジュサービスが使えると説明したら、いらないと答えた。

それから数か月後。特に意識して見ているわけではないが、スーパーのレジに並んでいると主婦らしき人がこのゴールドカードで決済をしていた。しかも1人ではなく、スーパーに行くたびに何度も見た。このクレジットカードを発行しているのは地銀なので、このエリアにスタンダードカード会員に案内を送り、利用者はよく分からないまま申込書を書いてしまったのではないかと思ってしまう。