のぞき見防止のWebカメラカバー

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 2016年8月。FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏が公開した写真が話題になった。この写真は、Facebookの子会社であるInstagramの利用者数が5億人を突破したことを記念したもの。Instagramに見立てたボードから顔をのぞかせた写真だが、注目されたのはノートパソコンのWebカメラをテープでふさいでいることだった。

ウイルス対策ソフトも確実なWebカメラの無効化

 これは、ウイルスなどの不正なプログラムによりWebカメラを乗っ取られたときの対策だという。この話題を耳にして、私もパソコンのWebカメラをテープでふさいだ覚えがある。

 しかし、遠隔会議などでWebカメラを使う人にとっては不便だろう。そこで有効なのがWebカメラカバーだ。

 Webカメラカバーとは、普段はカメラをふさいでいるが、カメラを使うときにはスライドさせて、カメラが見えるようにするものだ。これにより、ウイルスなどにより意図しないタイミングでカメラが動作しても、何も映らない。非常に原始的な方法だが、ウイルス対策ソフトよりも確実にカメラを無効化できる。

「WEBCAM COVER PRO」のパッケージ
「WEBCAM COVER PRO」のパッケージ

3種類のWebカメラカバーが同梱

 今回購入したのは「WEBCAM COVER PRO」という製品。厚さが0.7mmで小型という点で選んだ。

 1つのパッケージにWebカメラカバーが3つ入っているが、なぜか3つともスライドの方法などが異なる。ノートパソコンなら問題ないかもしれないが、タブレットやスマホの場合、カメラの近くに接近センサーや照度センサーが付いているため、それと干渉しないものを貼るといいのだろうか。特に説明もなく、分からない。

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十円玉との比較。非常に小さい
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Webカメラカバーを閉じたところ
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Webカメラカバーを開いたところ。なぜか3つとも構造が異なる

Webカメラカバーをパソコンに貼る

Webカメラカバーをパソコンに貼るのは以下のような手順だ。

1.カメラを隠していたテープを剥がす 。

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2. カメラを拭く

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3. カメラ周辺のセンサーを確認する 。

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4. Webカメラカバーを開いた状態で保護シートを剥がす 。

5. Webカメラカバーのカメラが見える穴と、パソコンのカメラを合わせて貼る。赤い丸は照度などのセンサーの可能性があるので、Webカメラカバーはこれに干渉しないように貼る

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といったところだ。

 取り付けた後に気が付いたが、Webカメラカバーを付けたことにより、ノートパソコンのふたがしっかり閉まらないかもしれないということだ。この15.6型のノートパソコンでは問題がなかったが、10型程度のパソコンだと、ふたが閉まらない可能性がある。

利用できるシーンは限られる

 手元にはディスプレイが10.1型の初代のYOGA BOOKがあるが、試しにカメラ付近にWebカメラカバーを置いて閉めたところ干渉してした。

 そのため、これらのWebカメラカバーは、カメラ内蔵のディスプレイ、タブレット、15型以上のノートパソコンでの利用が適切だろう。スマホのカメラでも使えそうだが、かばんやポケットに出し入れしているときに外れそうだ。