あなたの周りには、Windows、macOS、Android端末が何台あるだろうか。わたしは、Androidは3台、Windowsは2台で合計5台だ。さらに家族も合わせると、Androidは5台、Windowsは3台で、合計8台もある。今の時代、これらにはセキュリティ対策ソフトは必須だ。
しかし、8台分となると価格が高くなりそうだ。パソコンは有料版で、スマホは無料版という手もあるかもしれないが、スマホは個人情報のかたまり。有料版のセキュリティ対策ソフトをインストールする方がいいだろう。
スマホ向けセキュリティ対策ソフトの選び方
Googleが動画や音楽、書籍などの電子版を販売している「Google Play」では、Android向けのアプリも配信している。そこで「セキュリティ対策ソフト」などのキーワードで検索すると、非常に多くのアプリが見つかるが、名前も聞いたことがないようなセキュリティ対策ソフトが多いため迷うだろう。この中には、本当にセキュリティ対策ができるのか怪しいアプリも存在する。
そこで基準にしているのは、2010年よりも前からパソコン向けにリリースしているブランドを選ぶことだ。それを考えると、
- マカフィー
- ノートン
- ウイルスバスター
が3大ブランドだろう。そのほかにも
- ESET
- ZEROウイルスセキュリティ
- カスペルスキー
- KINGSOFT InternetSecurity
- Sophos
- Avast
があげられる。ESETやSophosは聞いたことがないかもしれない。主に法人向けに展開するブランドで、長い歴史があり、安心して利用できる。
セキュリティ対策ソフトは複数台/複数年での購入が安い
このようなセキュリティ対策ソフトだが、複数年で複数台のライセンスをまとめて購入することをおすすめする。おおよそ、5台分の3年間のライセンスで販売されている製品が多い。さらに、期間またはインストールできる端末が無制限という製品もある。
これらのセキュリティ対策ソフトは、多くの場合、Android端末はもちろん、WindowsとmacOSにも対応している。5台分のライセンスの場合、OSを問わずに5台にインストールできる。例えば、Androidに2台分、Windowsに2台分、macOSに1台分のライセンスという組み合わせも可能だ。
またいずれも、パッケージ版ではなく、ダウンロード版が安く、すぐに利用できるというメリットがある。多くの場合、メールでシリアルコードが送信され、無料でダウンロードできる体験版に入力すると利用できるという流れだ。
利用台数は無制限「マカフィー リブセーフ」
家庭で利用するなら「マカフィー リブセーフ」がおすすめだ。
わたしの家族のように、それぞれが端末を購入すると悩ましいのが、セキュリティ対策ソフトの契約だ。8台ものセキュリティ対策ソフトを契約するといくらかかるのか考えたくもないが、「マカフィー リブセーフ」には、「台数無制限/3年用」というパッケージがある。これを買えば、家庭内で悩むことはない。
マカフィー リブサーフの台数無制限版が利用できるのは、個人利用に限り家庭内のWindows、macOS、Android端末。我が家のように8台の端末にインストールしたら1台につき月額31.18円という低価格で利用できる。ただし、業務用や家族外での利用はできない。

利用期間が無制限「ZERO ウイルスセキュリティ」
マカフィー リブセーフは、インストールできるスマホやパソコンの台数に制限がないが、「ZERO ウイルスセキュリティ」は、利用期間に制限がないセキュリティ対策ソフト。なお、こちらはオンラインコードが発送される。
ノートン 360デラックス セキュリティソフト
「ノートン 360デラックス セキュリティソフト」は、Windows、macOS、Androidに加えてiOSにも対応しているのが特徴。
ノートン 360 デラックス セキュリティソフト(最新)|3年3台版|オンラインコード版|Win/Mac/iOS/Android対応…

ESET インターネット セキュリティ
「ESET」というと、聞き慣れない人も多いと思うが、主に業務用に展開されているセキュリティ対策ソフト。パソコンはもとよりサーバー向けにもリリースされている。こちらは「5台3年」。Android、Windows、macOSに対応しており、ライセンス数内なら家族だけではなく友人などでも利用できる。
カスペルスキー セキュリティ
カスペルスキー セキュリティは、ESETと同じく「3年5台」だ。対応OSは、Android、Windows、macOSだが、iOS向けの「カスペルスキー セーフブラウザ」が利用できる。

ウイルスバスター クラウド
ウイルスバスターは、パソコンの時代から使っている人も多いだろう。
KINGSOFT InternetSecurity
5台分で利用期間は無制限。
更新版を購入するよりも新規が安い場合も
利用期間があるセキュリティ対策ソフトの中には、契約期間を更新できる製品もある。しかし、契約の更新は定価のことが多い。多少、面倒ではあるが、契約期間を迎えたら、また新規で購入すると安くなる場合もある。しかし、セキュリティ対策ソフトの再インストールは必要なく、シリアル番号やライセンス番号を書き換えるだけだ。