現在、パソコン、タブレット、スマートフォンには、スライドして開閉できるカメラカバーを付けている。ウイルスなどにカメラが乗っ取られ、盗撮を防ぐため。カメラカバーは物理的にカメラをふさぐため、セキュリティ対策ソフトよりも単純で確実な方法だ。しかし、これらのカメラは使っていないことに気が付いた。
カメラは使っていなかった
このスライド式のカメラカバーを購入したのは、2018年末。ノートパソコン、2台のスマートフォンのインカメラに取り付けた。しかし、それから半年が経つが、カバーを付けたカメラを使っていないことに気が付いた。開閉式できるカバーではなくて、シールでも良かったということだ。
使っていないカメラはシールでふさぐだけで十分
そのため、スマートフォンのインカメラやパソコンのWebカメラは、シールを貼ってふさぐことにした。スライド式のカメラカバーよりも安いからだ。ウイルスなどでカメラを乗っ取られたときに守るというよりも、普段使っているソフトウェアがいつの間にかカメラを有効にしていることがあるからだ。


例えば、Webブラウザで特定のWebサイトを開くと、セキュリティ対策ソフトが「Webカメラへのアクセスを許可しますか?」という確認のメッセージを表示したことがある。このような確認はWebブラウザーが行っているはずだが、それが機能していないようだ。ということは、カバーもセキュリティ対策ソフトも使っていなかったら、Webブラウザがいつの間にかカメラにアクセスしていたことになる。
カメラをふさぐシールは、はがした跡が残らない、入手しやすいということで「ニチバン マイタック カラーラベル 8mm」のブラックを選んだ。デバイスによっては5mmがいいかもしれないし、白をはじめとしてカラーバリエーションは豊富だ。

試しにシールで隠したカメラで撮影したところ、明るさが分かる程度で何が映っているのかは分からない。これで十分だ。

しかし、 ニチバン マイタック カラーラベル 8mm は、1袋買うと1,050枚。1人では使い切れない。家族が持っているスマートフォンやパソコンに貼ったり、友達にプレゼントしたり、仕事で会った人に「ほんのお気持ちです」と言ってお渡ししたりするのがいいだろう。
シールでカメラをふさぐときの注意
シールでカメラを防ぐときに注意する点がある。1つは、カメラの隣にあるセンサーをシールでふさがないこと。スマートフォンのインカメラの周りには、近接センサーと照度センサーが配置されている。これらをふさいでしまうと、通話時の挙動や、ディスプレイの明るさの自動調整に問題が生じる。
はがすときにも注意が必要だ。 マイタック カラーラベルは問題なさそうだが、ディスプレイのフィルムも一緒にはがれる可能性がある。
この2点は注意した方がいいだろう。
フロントカメラもセキュリティ対策を
このようにパソコンとスマートフォンのインカメラは、完全にふさいだが、念のためフロントカメラも対策を行った。スマートフォンのフロントカメラは、普段、写真を撮るときに頻繁に使うため、開閉できるカメラカバーが必要だ。
このカメラカバーは、1個あたりの価格が66.5円で安価、さらに薄い。仕様通り厚さは0.7mmだった。ただ、中国の深セン市から発送されるため、到着は注文から1週間程度かかる。
