いくら無線技術が発達しても、ケーブルは減らない。有線LAN、USB、ディスプレイ、電源、HDMI、アンテナ線などあげるとキリがない。これらのケーブルをまとめる方法は人それぞれだろう。結束バンド、面ファスナー、ワイヤーなど選択肢が多い。そんな中でおすすめなのはエレコムの「ケーブル結束クリップ」だ。


ケーブル結束クリップとは?
ケーブル結束クリップは、Ω型のナイロン製のもの。丸い部分にケーブルを挟み、つまみを回すとケーブルがまとまるという仕組みだ。大きさは、直径11.5mm、18mm、23mmの3種類が用意されている。



イヤホンのケーブルも有線LANの結束にも使える
実際にケーブルを留めてみる。使用したのは、各社がスリム型などとして販売している直径が3.5mm程度の有線LANケーブルだ。試してみたところ、11.5mmは9本、18mmは16本、23mmは20本が束ねられた。




このうち11.5mmのケーブル結束クリップは、モバイル機器にも使える。イヤホンのケーブルや充電用のUSBケーブルを留めるにはちょうどいい大きさだ。

ケーブル結束クリップの最大の特徴は、頻繁にほどく線にも固定する線にも適しているということだ。例えば、頻繁にほどくケーブルは面ファスナーやモバイル用のクリップを使うことがあるだろう。一方の有線LANケーブルや同軸の放送用の同軸ケーブル、HDMIだと1度絞めると元に戻らないようにケーブル結束バンドを利用する。
しかし、ケーブル結束クリップはこの2つのいずれの目的にも適している。しっかり固定できるが、簡単に外せるためだ。

最初に見つけたのはダイソーだった
エレコムでは「ケーブル結束クリップ」と呼ばれているこの製品。最初に見つけたのはダイソーだった。気になって購入したところ、非常に使いやすい。そのため、後日、まとめて購入した。しかし、それから数年が経ち使い切り、ダイソーで探したら扱っていない。ほか数店舗も回ったが、どこにも置いていなかった。
あきらめて、ほかの結束製品がないかと探していたら、このエレコムのものを見つけた。並べてみると、見分けが付かない。しかし、よく見ると片方はつるつるでもう片方はざらざらした感触、製造過程でつなぎ止めていた跡、へこみなど細かな部分に違いが見えた。
まったく同じ金型や方法で作っていないのは分かる。しかし、同じ工場でどこかのタイミングで製造方法を切り替えたのかもしれない。ダイソーの製品もエレコムの製品も同じ工場で作られたという可能性は十分にある。

とりあえず、エレコムで扱っているのは分かった。エレコムの製品なら、ダイソーの製品よりも探しやすく、ラインナップから外れても流通在庫があるので、その際は大量に買い込むことにする。