Google Chromeで初めて訪問するWebサイトを開いたとき、「www.example.comが次の許可を求めています 通知の表示 [ベルのマーク] [許可] [ブロック]」という通知が出てくることがあるだろう。「通知の表示」とは、Webサイトを開いていなくてもデスクトップ通知で情報を伝えるという機能。例えば、ブログやニュースサイトでは、記事が追加されたときにデスクトップ通知が現れる。
しかし、デスクトップ通知はもとより、この許可またはブロックを選択するメッセージもうっとうしく感じる。そのため、Chromeにてデスクトップ通知の許可を完全にブロックする。
Chromeでデスクトップ通知をデフォルトでハードブロック
方法は簡単。ChromeのURLバーに
chrome://settings/content/notifications
と入力して、「送信前に確認する(推奨)」のスイッチをオフにして「ブロック中」に切り替えるだけだ。
デスクトップ通知を有効にしたいWebサイトがある場合は
しかし、この設定ではデスクトップ通知を使っているWebサイトを開いても、一切メッセージが出てこない。これも難点があり、デスクトップ通知を有効に利用しているWebサイトもあるため、すべて無効にはしたくない。
例えば、Facebookではメッセージが届いたとき、Googleカレンダーは予定の時刻になったとき、Gmailはメールが届いたときにデスクトップ通知で知らせるようにしている。
このようにデスクトップ通知をオンにしたいことがあるだろう。その場合は、URLバーの南京錠をクリックして、[通知]の[許可]を選択する。
Firefoxのデスクトップ通知は影を潜める
このデスクトップ通知が気になったのは、Firefoxは徐々にデスクトップ通知の許可を目立たなくしていくという方針を打ち出したからだ。
Firefoxを開発するMozilla Foundationでは、4月からデスクトップ通知に関してデータの収集と分析を行っていた。これによると、デスクトップ通知の99%が受け入れられず、48%はユーザによって積極的に拒否をされているという。そのため、ほとんど使われていないということが分かったとしている。
これを踏まえてFirefox 70以降は、デフォルトを「通知を許可する」から「許可しない」に変更。Firefox 72からはURLバーに吹き出しロゴが表示されるだけになる。