無料で使えるバックアップソフト「EaseUS Todo Backup Free」は、数多くの機能を搭載しているが、バックアップのスケジュールは迷う。また、システムバックアップの保存先にオンラインストレージを加えて欲しい。
Todo Backupはスケジュールの設定は迷うが復元は簡単
Todo Backupの欠点として、スケジュールが細かく設定できるが、どれを選ぶのが適切なのか分かりにくい。そのため「1日1回」をチェックすると、1日のうちパソコンを使っている時間帯を分析して、自動的にバックアップの時刻が設定できるといった機能が欲しいところだ。
その一方で復元は簡単だ。使用したパソコンの部品は広く使われているもののためか、WinPEのブータブルディスクで起動すると、ドライバを追加することもなくスムーズに進んだ。パソコンのシステムバックアップは、ここに時間が取られたくないから行っている。その点では頼りに出来る。
システムバックアップもオンラインストレージに保存したい
また、オンラインストレージにシステムバックアップも保存できるようになると便利そうだ。Todo Backupでは、フォルダやファイル単位でオンラインストレージにバックアップを保存する機能がある。
しかし、システムバックアップでは使えないようになっている。システムバックアップは、数百Gバイト単位のファイルを扱うため回線やオンラインストレージが整っていないため、無効化してあるのだろう。
システムバックアップは、日本の回線やオンラインストレージの価格を考えると無理なことではない。光回線は最大1Gbpsのため最初の数百Gバイトは時間がかかるだろう。しかし、その先の差分は数Gバイトにとどまるため、無茶な事ではない。
さらに最近では最大10Gbpsの接続サービスも始まっている。これら高速通信の利点は、ギガ単位、さらには数百Gバイトのデータを気兼ねなくアップロードできることにあるだろう。
また、1Tバイトのオンラインストレージは、例えばOneDriveは1Tバイトは月額600円など、Dropboxは1年契約で2Tバイトが月額1,200円、Google ドライブは1Tバイトが1,300円だ。
オンラインストレージが少なくてバックアップが出来ないのなら追加で購入または、あきらめてNASに保存したらいい。そのため、システムバックアップがオンラインストレージに保存できるという選択肢は欲しかった。