電子メモパッドは線の太さが重要

 電子ペーパーを利用した“電子メモパッド”だが、この1か月間で3モデルも購入した。商品説明では、大きさや画面ロックの有無が分かるが、非常に重要な点が分からない。それは線の太さだ。製品により、書いた線が紙ににじんだように太かったり、0.3mmのシャーペンで書いたように細い文字が書ける製品がある。

電子メモパッドの線の太さは異なる

 手元にあるのが、この2モデル。線の太さは一目瞭然だ。

黒いボディーの電子メモパッドは文字が太い。一方の白いボディーの電子は線が細い
黒いボディーの電子メモパッドは文字が太い。一方の白いボディーの電子は線が細い

 ボディーが黒い電子メモパッドは、薄めた墨汁を和紙に書いたような文字。この大きさだと文字がつぶれて読みにくい。また、筆圧により線の太さが変わるため、筆のように“はらい”も分かるほどだ。

 一方の白い電子メモパッドは、製図用の0.3mmのシャーペンで書いたような感覚。線が細いため、小さな文字でもはっきり見える。

 両方とも画面が4.5インチで1,000円程度だが、ここまで差がある。

使い方によって適切な線の太さは異なる

 このような2つの製品だが、使い方によって適切な線の太さは異なるだろう。黒い電子メモパッドは、机に立てかけて、いま集中すべき作業を書くために購入した。3行から4行も書けたら十分で、太い線がはっきり見えた方がいい。

 一方の右の電子メモパッドは、紙のメモ帳に近い。買い物、列車やバスの時刻、値段のメモなどに使えそうだ。

白い電子メモパッドは線が細いため遠くからは文字が見えない。一方、黒いボディの電子メモパッドははっきりと見える
白い電子メモパッドは線が細いため遠くからは文字が見えない。一方、黒いボディの電子メモパッドははっきりと見える

同じ商品でもばらつきがある可能性

 このように2つのモデルを試した。しかし、ここで試した細い線が書ける商品を注文してもまったく同じ商品が届くとは限らない。外見が同じでも、商品の製造時期、工場、部品などが異なる場合もあるためだ。以前、購入した電子メモパッドは、口コミを確認すると同じ商品でも電池が交換できる製品とできない製品があったほどだ。

 これを回避するには、実店舗で試し書きをしたほうがいい。また、キングジムの「ブギーボード」などはっきりとしたブランドがあり、品質が一定である可能性が高い製品を購入するのも一つの手だろう。

2つの電子メモパッドは箱のデザインが似ている
2つの電子メモパッドは箱のデザインが似ている
2つの電子メモパッドは箱のデザインが似ている
2つの電子メモパッドは箱のデザインが似ている
キングジム 電子メモ ブギーボード 黒 BB-12クロ

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