NAS(Network Attached Storage)いわゆる、ファイルサーバー。DebianベースのLinux「openmediavault」(OMV)をパソコンにインストールすると、コマンドではなく、WebブラウザでNASが構築できる。今回は、OMV-Extras.orgが開発したサードパーティーのプラグインを使用できるようにする。
サードパーティーのプラグインとは?
openmediavaultには、機能が追加できる「プラグイン」という仕組みが用意されている。このプラグインを利用することで、さまざまなソフトウェアやサービスと同様にopenmediavaultの機能が追加できる。
このようなプラグインだが、あらかじめopenmediavaultに用意されているものは少ない。しかし、openmediavaultを設定するとOMV-Extras.orgが開発したサードパーティーのプラグインも利用できる。
サードパーティーのプラグインをインストール
サードパーティーというものの、Webのコントロールパネルですべて完結できる。しかし、1つ手間が必要だ。サードパーティーのプラグインを追加するための「openmediavault-omvextrasorg」のダウンロードとインストールが必要だ。
1.以下のリンクを開き「For OMV 5.x (usul) – github.com/OpenMediaVault-Plug…extrasorg_latest_all5.deb」をダウンロードする。



2.openmediavaultのコントロールパネルを開き、[システム] → [プラグイン]にて「アップロード」をクリックする。
3.【プラグインをアップロード】にて[Browse…]で先ほどダウンロードしたファイルを指定。「はい」をクリックしてインストールを実行する。



4.プラグインに「openmediavault-omvextrasorg 5.2.2」が追加される。ほかのプラグインと同様にチェックマークを付けて、「+インストール」 → 「はい」をクリック。



5.[設定を有効にするためにページが再読み込みされます。]の「はい」をクリック
6.システムの「OMV-Extras」を開く
7.「Extra repo」をオン → 「保存」をクリック



8.「プラグイン」を開くと利用できるプラグインが追加されている。