大きくて4Kのディスプレイが欲しくて購入したBenQの「EW3270U」。31.5型で4Kのディスプレイは、多くの情報が写せるため作業がはかどる。しかし、ゆっくり動画を見たいときには、ディスプレイを手前に動かして没入感に浸りたい――こんな時に便利なのが、ディスプレイアームだ。これで、ディスプレイが上下、前後に自由に動かせるようになった。そんなディスプレイアームには、意外な物が付属していた。それは、「水平器」だ。
水平器とは?
水平器とは、物を水平に調整するために目安とする道具。「水準器」や「レベル」とも呼ばれる。多くのディスプレイアームは、ディスプレイを横から縦に90度回転、前後、上下に移動できる。そのため、ディスプレイを移動させるとどうしても傾いてしまうため、水平に調整する必要がある。そこで使うのが、水平器だ。
水平器で一番、簡易で、多く出回っているのが、密閉された空間に油と気泡が入っているというもの。この気泡が中央になるように調整すると、おおよそ水平になっているということだ。
しかし、ディスプレイアームに付属している水平器は、小さくて、中に入っている油は透明のため気泡が見えにくく小さい。水平を取る際に姿勢を高くするなどしなければならないため、少々不便だ。そのため、気泡が見えやすく、少々、大きな水平器を探した。これがシンワ測定の「ミニレベル平形D」だ。


シンワ測定の「ミニレベル平形D」がおすすめ
シンワ測定とは、社名にもある通り測定機器の専門メーカー。水平器だけでも、レザービームからキーホルダー型まで用意されている。
ミニレベル平形Dを選んだのは、オイルに色が付いている、どの方向からも見える、平らな部分がありディスプレイの上に両面テープでしっかりと固定できる、大きいという点だ。
ミニレベル平形Dで使いたいのは水平の調整だ。


実際、1週間程度使ってみたが、ディスプレイアームに付属している水平器は、座った状態から身を乗り上げないと見えなかった。しかし、ミニレベル平形Dは、椅子に座ったままでも楽に見えるため、調整が容易だ。






水平器に1,300円も払えるのか?
このように便利な水平器だが問題は価格だ。2021年3月6日時点で1,288円。ディスプレイを水平に調整する目安なのにこれだけのお金が払えるのか。
考えてみていただきたい。2021年3月6日現在4Kの31.5型のEW3270Uは49,818円、ディスプレイアームは12,222円で合計62,040円だ。私がEW3270Uを購入した頃は、1万円ほど高かった。ここまでコストをかけた環境なら、それを適切に使うための水平器に1,288円を払うなら安い物だろう。
BenQ モニター ディスプレイ EW3270U 31.5インチ/4K/HDR/VA/DCI-P3 95%/USB Type-C/HDMI×2/DP1.2/スピーカ…